こんにちは!SEIKOです。

今日は食事の時に大事な「噛む」ということについてです。

 「一口30回噛む」という言葉があります。
さてこの言葉。
誰が言い出したのでしょう?

常々、そんな疑問を持っておりましたところ、
最近、やっと突き止めることが出来たのです。

それはイギリスで4期に渡り首相を務めた
ウイリアム・グラッドストン氏(1809-1898)でありました。

ある日、一人の新聞記者が首相官邸で質問をしました。

「85歳にもかかわらず、どうしてお元気なのですか?」
で、その答え。

「天は、私たちに32本の歯を与えたから、いつも32回噛むようにしている。
これを子ども達にも言い聞かせ、守らせるようにしている。」

ルーツは一口30回ではなく、32回から始まったのでした。

さてこの話を聞いたのがアメリカの大富豪ホーレス・フレッチャー氏。
そう! かの有名な噛む健康法“フレッチャーイズム”の実践者です。

フレッチャーは、40歳で171cm 体重は100kg近くありました。
体調がすぐれないので、生命保険の契約を断られたほどです。

そこでイギリスに渡り、名医を受診したり有名な栄養学者にも学んだが、
納得する結果を得ることはできなかったのでした。
その時、グラッドストンの話を偶然耳にしたのです。

◆そこで、“本当に空腹感の湧いた時だけ食べる事。”
◆“新鮮なものをシンプルに調理して食べる事。”
◆“ゆっくり味わいながらよく噛んで食べる事。”などを実践したのである。

おかげで彼は体調が良くなることを、身をもって感じたのでした。

これをきっかけとして世界中で“噛む健康法”を説いて廻ったのです。

彼の粘り強い実践は、イギリスやアメリカの名門大学の生理学者、栄養学者、
さらには運動学者の心を動かし、世界的な評価を得るに至ったのでした。


(岡山大学病院 小児歯科 岡崎好秀氏のブログより)


十分に噛むことで、
過剰な食欲を抑えるとともに、内臓脂肪の分解、体熱産生・放散を促し、
糖尿病やメタボリック症につながる肥満を抑制します。

【よく噛む効果】
■肥満を防ぐ
よく噛むと脳にある満腹中枢が働いて、満腹を感じます。
よく噛まずに早く食べると、満腹中枢が働く前に食べ過ぎてしまい、その結果太ります。
よく噛むことがダイエットの基本です。

■がんを防ぐ
唾液に含まれる酵素には、発がん物質の発がん作用を消す働きがあるといわれ、
それには食物を30秒以上唾液に浸すのが効果的ということです。
「ひと口で30回以上噛みましょう」 とよく聞きます。

■胃腸の働きを促進する
「歯丈夫、胃丈夫、大丈夫」と聞いたことがありますか。
それは、よく噛むと消化酵素がたくさん出るからだそうです。
食べものがきちんと咀嚼されないと、胃腸障害や栄養の偏りの原因となりがちです。
好き嫌いなく食べることが、生活習慣病予防にはいちばんですね。

■歯の病気を防ぐ
よく噛むと唾液がたくさん出て、口の中をきれいにしてくれます。
この唾液の働きが、虫歯になりかかった歯の表面をもとに戻したり、
細菌感染を防いだりして、虫歯や歯周病を防ぐと言われます。

■脳の発達
よく噛む運動は脳細胞の動きを活発化します。
あごを開けたり閉じたりすることで、脳に酸素と栄養を送り、活性化するのです。
子どもの知育を助け、高齢者は認知症の予防に大いに役立ちます。

■味覚の発達
よく噛むと、食べもの本来の味がわかります。
できるだけ薄味にして、よく噛んで食材そのものの持ち味を味わうよう心がけることが大切です。
(meさんのブログより)

噛むということがダイエットだけでなく、
健康法として重要であることは、

こうしてお知らせしなくても、
皆さまも、よくご存知のことと思います。

ただ、年齢的に、
自分の健康法を何か始めようと思ったのでした。

そこで、ちょっと書かせて頂いた次第です。