こんにちは!SEIKOです。

せっかく食事をつくっても、ぜんぜん食べてくれない。
いろいろ試してみても、食べてくれない。

そんな悩みを持つお母さんは多いと思います。

それに関することで、
今、子供たちに対する食育の大切さが盛んに言われています。

食育(しょくいく)とは、

様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てることである。
国民一人一人が、生涯を通じた健全な食生活の実現、食文化の継承、健康の確保等が図れるよう、自らの食について考える習慣や食に関する様々な知識と食を選択する判断力を楽しく身に付けるための学習等の取組みを指す。

2005年に成立した食育基本法においては、生きるための基本的な知識であり、知識の教育道徳教育、体育教育の基礎となるべきもの、と位置づけられている。
単なる
料理教育ではなく、食に対する心構えや栄養学、伝統的な食文化、食ができるまでの第一次産業についての総合的な教育のことである。
この言葉を造語した
石塚左玄は、食品の与える影響に関する独自の説によって、子どもに食べさせる食品の影響によって子どもの心身を養うという意味で用いたとあります。(ウィキペディアより)


食育には、健全な食習慣を身につけさせるほかに、
日本の伝統の食文化を子供に伝えるという目的があると思います。

子供は放っておけば、脂があって甘みがある、欧米型の食事を好きになってしまいます。
そこで、お家でも欧米型の食事が多くなるのです。

欧米型といえば、アメリカ人に代表されるような、肥満体型と結び付くと思います。
欧米では逆に、ニューヨーカー等の中流以上の人々には日本食等の健康食(ローファットのもの)が好まれたり、わざわざジムに行ってダイエットする人が普通になっているようです。

昔の日本の食事を普通に摂っていれば、そこまでの肥満にはならないのではないかと思ってしまいます。

食の教育という観点から見れば、
親が、長い歴史の中で出来上がった、そのお家の食の文化を子供に与えなければいけないのに、
子供が食べたいものを提案して親がそれに合わせるというのは、
食育の逆流であり退行のように感じます。

では、どうすればよいのでしょうか?
それには、
「大人達が子供の前で、お家のごはんを、おいしそうに食べること。」
ではないでしょうか。

これはとても大事だと思います。
無理やり強制して食べさせても子供は嫌いになるばかりです。
子供は親がおいしそうに食べるのを見て
「食べれることの幸福感や家族団欒の楽しさ、作っている側の人の喜び」を学んでいくわけです。

食の好みは遺伝しません
好みは、親が子供に教えて初めて伝わっていくものです。

もし子供に何も教えなかったら、食の文化は途絶えてしまうということです。

子供が好きなものを、お伺いをたてて食べてもらうことよりも、
親御さんが食べて欲しい味、食べて欲しいものを子供さんに伝えるのが、教育ではないでしょうか?

べつに食経験の豊富な子供に育てる必要はありません。
ごはんとおだしのおいしさがわかる子供であれば十分です。
それには幼児期の「食」がカギになります。
まずはお家のごはんとおだしを好きになる食育を進めてみてください。(本日のごはん塾より)